【重要】任意継続から国民健康保険への切替えについて① (平成28年2月更新)

2016年2月24日 投稿
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会社の退職後などに加入する全国健康保険協会〈以下協会けんぽ〉の任意継続(以下、任継)つきまして次のような思い違いをしていらっしゃる方が多いようです。

⑴ 任継に加入すると2年間は止めることはできない。
⑵ 任継に加入すると2年間は止めないで続けるのが得である。

⑴も⑵もそうは言いきれません。
任継を途中で止めて国民健康保険(以下、国保)に切替えるほうが得な場合があります。


<保険料を納付する前にちょっと確認>

現在全国健康保険協会〈以下協会けんぽ〉(※注1)の任継に加入の方は、4月以後の”保険料を納付する前に”ちょっと確認をしてください。


<4月からの任継と国保の保険料を比較する>

任継の保険料は4月に保険料率の見直しがあり、変更になった分だけ少しの額が変わります。

一方、国保の保険料は毎年の見直しにより、4月から大きく額が変わる場合があります。

したがいまして、今まで任継に加入しても、4月からの任継と国保の保険料を比べると、国保のほうが安くなる被保険者もいらっしゃいます。

もし国保が安くなる場合は任継を止めて、国保に切り替える検討をなさることをお勧めします。
(特別な例ですが高額療養費多数回該当などで、切替えない方が有利なこともあります) 


<保険料比較の方法>

1.(国保の4月以後の保険料を確認する)
  3月になったら4月以後の新しい保険料を市町村役場で試算してもらう。 (※注2)
  その際、直近一年間(1月1日~12月31日)の所得資料(確定申告の控など)を窓口で提示。    

   
2.(任継の4月からの保険料を確認する)
  4月からの任継保険料を協会けんぽで確認する。
  通常は3月初め頃に協会けんぽから新保険料の案内が送られてきます。    

3.上記 1(国保)と2(任継) の保険料を「年額」または「平均月額」で比較して選択する。


(※注1)協会けんぽ以外の組合健保などでは独自サービスが受けられる場合があります。
その場合は、保険料だけの比較ではなく総合的にご判断ください。
また、他に組合健保独自のルールがあるかもしれませんので事前にご確認ください。

  
(※注2)試算の額は目安です。市町村役場の窓口でよくご確認ください。

手続の方法は次号で説明します。

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